日本自動車連盟(JAF)と日本カーシェアリング協会(JCSA)は、クルマの被災で困らない社会をつくることを目指したクラウドファンディングを実施しています。期間は7/13(水)から9/8(木)まで。
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  • ✎IRIEP事務局
  • 2022/08/03

「被災時に車を無償で借りられる」明日の災害に備える仕組みにご支援を

日本自動車連盟(JAF)と日本カーシェアリング協会(JCSA)は、クルマの被災で困らない社会をつくることを目指したクラウドファンディングを実施しています。

このクラウドファンディングは、JAFが企画し、日本カーシェアリング協会へ提案され実現したとのことです。災害が起きると道路の復旧へすぐに動き出すJAFの特別支援隊と被災した住民へ無償でクルマを貸し出す支援を行うJCSAの連携はとても心強い取り組みです。元F1レーサーの鈴木亜久里氏や著名人、企業・団体が応援メッセージを寄せています。

支援金は、日本カーシェアリング協会に寄付され、モビリティ・レジリエンスにおける寄付車両の維持管理費や被災地まで車を運ぶ運送費として役立てられます。また、支援者へは支援金額に応じて感謝のリターンが用意されています。

❖ 参考 令和2年7月豪雨支援のときの感謝のリターン ❖

❖ あとがき「JAFへの感謝の思い出」 ❖

JAFは、車の故障や路上トラブルで救援にいち早くかけつけてくれるドライバーの見方です。それを実感した出来事がありました。今から20年以上前の夏の暑い日中にトラブルは起きました。愛車クレスタ(GX71)で東名高速道路の東京料金所に差しかかったとき、突然エンジンが停止し、そのまま料金所の係員のところで動かなくなりました。

つぎつぎに来るうしろの車に対し故障したことを伝え、そしてその料金所を閉鎖したあと、料金所の係員2名と一緒に手で押しながら料金所を横一文字に横断しました。ロードサービスには入ってはいませんでしたがすぐにJAFへ連絡したところ、しばらくして救援にきてくれました。状況を隊員へ説明し、すぐに作業に入ったかと思うとかからなくなったエンジンをブースターではなく、魔法でも使ったのかと思うほどの早業で始動させました。原因はダイナモでした(隊員が使ったその技はそのあととても役に立つことになりました)。そして、心配だからと家に着くまで伴走してくれたのです。その場でロードサービスに入会したのはいうまでもありません。

30年近く乗った愛車は今は手放し(ガソリン車ですから)、車も所持していないのでロードサービスとは無縁となっていますが、今回の災害支援クラウドファンディングで特別支援隊の存在と活動を詳しく知る機会になりました。JAFと日本カーシェアリング協会のパートナーシップでさらに災害支援体制が強化されるのは間違いありません。