プラスチック資源循環促進法が成立し6/11公布されました。法律には附帯決議が付されました。
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  • ✎IRIEP事務局
  • 2021/06/11

*画像はイメージ

第204回通常国会で審議されていた「プラスチック資源循環促進法案」が6/4参議院本会議において可決成立し、6/11に公布されました。施行は2022年4月1日となる模様です。また、本法は衆参環境委員会において、それぞれ附帯決議が付されました。

附帯決議は衆参で若干の違いがあります。違いを見てみると、参議院の附帯決議には衆議院の附帯決議にはない箇所がいくつかあります。参議院の附帯決議に衆議院の附帯決議にはない箇所を下線で記したものを独自に作成してみました。

附帯決議のポイントと衆参比較-1

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附帯決議のポイントと衆参比較-2

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参議院が衆議院よりひとつ多い箇所は第2項です。衆議院にはない「設計指針の策定」について決議されています。

全体の概略はつぎのとおりです。

  • ・基本方針の制定について
  • ・設計指針の策定について
  • ・市町村への支援措置(回収)について
  • ・プラスチックの表示制度について
  • ・廃掃法の特例の指導・監督について
  • ・熱回収最小化のための財政・技術支援について
  • ・マイクロプラスチックに対する措置について
  • ・設備支援と輸出規制措置の運用について
  • ・代替素材の総合的検証について
  • ・健康と生態系への影響調査・研究及び成分表示について
  • ・有効な回収方法の調査研究と財政・技術支援について
  • ・発展途上国に対する助言と支援について
  • ・プラスチック使用漁具、農機具等の環境流出状況の把握と流出削減措置について
  • ・医療用プラスチック製品への配慮について
  • ・拡大生産者責任の検討について

【補足】附帯決議
政府が法律を執行するに当たっての留意事項を示したもの。
条文を修正するには至らなかったものの、附帯決議に盛り込むことでその後の運用に国会として注文を付けるといった態様のものもある。附帯決議には、政治的効果があるのみで、法的効力はない。