- SDGs
- 資源循環
- ✎IRIEP事務局
- 2021/11/22
アメイジー社は、横浜を拠点に活動するお片付けとリユース・リサイクルの資源循環のサービス会社である。代表の古川めぐみさんのモットーは「お客様の資産や権利を守るために、現場での貴重品や書類の仕分け作業を行い、女性ならではの視点で安心と正直さを提供する」だ。
この言葉から古川さんの人柄が伝わってくる。
10月6日水曜日。今回、訪れたのはBOR長津田アトリエ。
場所は、JR横浜線と東急田園都市線の長津田駅から徒歩2分ほどの住宅街だ。
この日は、10月のオープンデーの1日目で事前に午後2時の予約をしていた。拠点を探していたところ、2階から手を振って出迎えてくれたのは代表の古川さん。
道の向こうは長津田駅
BOR長津田アトリエ 2階へ上がると異空間!?
案内された2階へ上がると金銀財宝の部屋かと思うほどのネックレスやアクセサリーや小物類がいっぱい。これがお片付けで出てきた不要品の数々。それも捨てられて燃やされてしまうものばかりだったとは驚くばかりである。
捨てられてしまうには理由があると古川さんは言う。本物の貴金属ではないし、同じものがたくさんあったり、どの家庭にもあって、カジュアルな装飾品は多い。つまり「価値がない」から捨ててしまう対象となるものばかり。これに新しい価値を与える取り組みが『Blue old River:BOR』である。ご家庭でもう使わない、いらなくなったものの中で価値がなく、ごみとして捨てられてしまっていた、たくさんのアクセサリーやパーツ、手芸用品などを集めて色や形ごとに仕分けて揃える。
人の手を少し加えるだけで新しい素材、パーツに生まれ変わる。その素材を使って工芸品を作る。アートを創る。ワークショップでモノづくりを体験するなどなど。活用の場を生み出し、限りなくごみを減らす。それが『BOR』が目指すSDGsのゴール12とも言える。
❖素材を活かしたアップサイクル品の数々❖
◆BOR(BlueOldRiver)は、懐かしくも新しい!そんな価値を創造するアメイジーが運営するリユース・アップサイクル素材を中
心としたショップ
◆世の中にありふれた物(モノ)を、もう一度見直し大切にする、活用して新しいデザインへ帰るなどの取り組みを積極的に展開
◆毎月「BORオープンデー」を開催し、長津田のアトリエの他にイベントへ出店
※ アメイジー社Webサイトより引用
余談だが、ここ長津田アトリエは、空き家だったところを活用している。BORの活動に賛同した空き家のオーナーから格安で提供いただいたとのことだ。また、生活困窮家庭を対象にしたリユース家具や生活雑貨、食品などを提供するための一時保管・支援倉庫としての機能も兼ねている。
これから年末にかけて大掃除に入るご家庭も多いだろう。遺品整理や生前整理を考えている方もいるだろう。不要品を限りなく捨てないこの『BOR』の取り組みが多くの地域で展開され、新しい価値が提供されることに期待を膨らませた。