会員紹介

株式会社エコロジテム

株式会社エコロジテム

エコロジテム社が手掛けている事業は、社名通りエコロジーでロジスティクスでシステムな循環型経済事業だ!

  • ✎小杉 隆
  • 更新 2021/11/18
本社所在地 〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1554-1
代表取締役 関口 金作
主な事業内容 産業廃棄物収集運搬業・一般廃棄物収集運搬業・一般貨物運送業
ホームページ (株)エコロジテム
http://eco-logitem.co.jp/

関口社長にエコロジテムの企業理念を伺うと『すぐやめる』経営だという。これは意表をついた考え方であると同時に妙に説得のある表現である。「すぐやめる」というとネガティブに捉えられることが多いが、そうではない。間違えに気づいたらすぐに正すということである。

事業であれば、利益が出ると踏んで計画を立て実行に移しても、社会情勢や環境の変化等をいち早く察知し、撤退に踏み切る。大いなる決断であるが、コストを直ちに抑えることは経営者の正しい判断である。そして、「すぐやめる」のあとに「すぐやる」が続く。やめて何も策を講じなかったら、本当に無駄に終わるところであるが、すぐに改善や工夫など次の一手を打つことで、それは逆転の成果を生み出すことに繋がる。

エコロジテムは、輸送を主な事業としている企業の中ではとりわけ斬新な発想で社風を築いている。地域の中小の物流業者は、日々弛まぬ努力で日本の景気を下支えしている。

[ 2014/8/27本社にて ]

そして、エコロジテム社が力を入れているアウトソーシング事業は、家庭などから買い取られるなどしてリユースショップの店頭に並んだものの消費されず余剰となった多くの生活用品、雑貨、小物、衣類、玩具などを再販するための再生である。

ここ嵐山事業所では、毎日多くの品物が入荷し、ライン化された工程でスタッフが手際よくチェックし、仕分け・分別している。チェックにより再販基準をクリアできないものは産業廃棄物として仕分けが行われる。

ラインスタッフには女性が目立つ。大手メーカーの製造ラインには女性が多く活躍していると聞くが、きめ細かな作業、目配り、気配りのきく女性ならでの工程化された布陣といっていいだろう。

日々、多くの不要品が家庭から捨てられている一方で、リユースを含む静脈産業の事業者が協働し、循環経済を形作っている。エコロジテム社の嵐山事業所は、とりわけ不要品の再生化・循環プラットフォームの拠点だ。

リユースショップを展開している大手事業者にとって注目すべき拠点といっていいだろう。

[ 2021/11/18嵐山事業所にて ]